派遣の顔合わせに受からない原因 受かりやすい求人の特徴は?
派遣の顔合わせに受からない・・・。
まるで正社員の面接のように何社も受けてるのに全部落とされる。
顔合わせまで行けば受かりやすいというわている派遣社員ですが、案外そうでもないようです。
今回は派遣の顔合わせに受からない原因と受かりやすい求人の特徴を解説します。
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派遣の顔合わせに受からない原因
1. 競合が多い(倍率が高い)
派遣の顔合わせに受からない最大の原因は競合が多いことです。
競合が多ければ受かりにくいのは当たり前です。
特に事務職は競合が多い傾向があります。
同じ事務職でも大量募集している求人を選ぶと多少は受かる確率が上がるでしょう。
特に大手企業だと1つの派遣会社と専属契約していることが多いです。
この場合、競合はないので受かりやすいはずです。
2. 年齢の問題
次に大きいのが年齢の問題です。
派遣社員は若い人が好まれます。
特に事務仕事は20代の女性がもっとも採用されやすく、30代になると採用率が極端に落ちたりします。
本来派遣先企業が派遣社員を年齢や性別で不採用にする行為は禁止されてるんですが、実際は当たり前のように行われているのが現実です。
派遣会社によっては35歳以上の人は登録会の段階で採用しないところもありますしね。
また派遣先は本当は若い女性を求めているけど、それを直接言ってしまうと法律違反になるのであえて言わずに若い女性が紹介されるまで待つ企業もあるかもしれません。
こういう場合は多くの人が顔合わせまでは行くけど結局よくわからない理由で断られることになります。
もし理由もわからないのに不採用が続くようならあなたの業界が若い女性を求めているから仕方ないと考えるべきかもしれません。
3. 容姿の問題
容姿も年齢と同じようなものです。
若い女性を好む派遣先企業はどうせなら若いだけじゃなくきれいな子を採用したいと考えてることも少なくないです。
もちろんすべての企業が容姿を採用の基準に入れてるわけではありませんが、少なくとも来客対応などの仕事がある事務や受付などの仕事の場合は容姿のいい人の方が採用されやすい傾向はあるでしょう。
じゃあ容姿に自信のない人はどうすればいいのかというと、来客対応なしと書かれた求人など、容姿があまり重視されない職場を選べばいいでしょう。
4. スキル・経験の問題
スキルや経験は職種によっては重要です。
たとえば未経験OKの職場に経験者と未経験者が応募してきたとします。
どちらも面接でのコミュニケーション能力や年齢などに差がなかったらどちらを採用するかと言ったらスキルや経験が高い方が選ばれやすいでしょう。
経験はその職種と関係のある職種だけでなく、たとえば正社員経験が3年以上あるとか、1つの企業で長く勤めた経験があると有利になります。
5. 性格に難あり・扱いづらい人と思われてしまった
正直、これは派遣先の企業によって求めている人材が違うので何とも言えません。
やる気満々で明るく元気な人を採用したい企業もあれば、大人しくて従順に仕事してくれそうな人を採用したい企業もあります。
面接といえばハキハキ受け答えすればいいと思いがちですが、案外大人しい人の方が採用されるケースもあるんですね。
たとえば派遣社員の仕事が組織の歯車的な内容で言われたことだけやればいい、という感じだとそういう傾向があります。
が、逆にそういう人が大人しすぎる、コミュニケーション能力低そうという理由で落とされるケースもあります。
これは本当に難しいところです。
が、一般的な傾向として、問題を起こしそうな人、めんどくさそうな人は落ちやすいです。
普通に受け答えできる最低限のコミュニケーション能力があって、人の話を素直に聞ける人は受かりやすいでしょう。
聞かれた質問に率直に答えることが大切です。
逆に変に話を膨らませようとしたり、自分をアピールしようとして余計なことを答えたりするとめんどくさそうな人と思われる可能性があります。
正直、派遣の顔合わせでコミュ力高いアピールや人当たりがいい人アピールをする必要性はそんなにないと思います。
もちろん相性もあるので何とも言えないですが、基本派遣会社はすごく仕事が出来そうな人(自己顕示欲が高く、自分をアピールしようとする人)よりは従順な人(扱いやすそうな人)を好むと思います。
すごく仕事が出来そうな人(自己顕示欲が高く、自分をアピールする人)は確かにめっちゃ仕事できる可能性もありますが、場合によっては場を乱す可能性もあるので。
なのでもし今まで自分をアピールすることばかり考えてた人は落ち着いて質問に素直に答えるだけというやり方にしてみるといいかもしれません。
6. 派遣先が求めてる人材と違った
これは派遣会社がしっかりしてない場合によくあるケースで、派遣先が求めている人材と派遣会社の営業担当があなたに求めていた人材の条件が違っていた、というケースです。
たとえば派遣会社の営業担当からは「急な休みがあっても大丈夫な案件です」と言われていたのに顔合わせに行ってみたら「急な休みがある人よりも休まず出勤してくれる人の方がいい」という理由で断られるという理不尽なケースがあります。
また未経験OKと言われていたのに、未経験だからという理由で断れるとか・・・。
これらは完全に派遣会社の営業担当のリサーチ不足です。
こういうことがあった場合は派遣会社を変えることを検討しましょう。
顔合わせで落とすのは違法じゃないの?
派遣先企業が派遣会社から紹介された人材を選別する行為は禁止されています。
面接をして採用や不採用を決める、というのが違法なのであえて顔合わせや職場見学、という濁した言葉を使っているのです。
じゃあ顔合わせ時の面接は違法なのかというとそうでもないです。
派遣先の上司となる人も派遣される社員本人も顔も素性も知らない人をいきなり派遣されてしまうと「思っていた人と違かった」となるリスクがあります。
なので顔合わせでは個人を特定しない範囲での質問が認められています。
それで不採用にすることは禁止されてるので企業は「不採用です」とは言えません。
その代わりに今回は社内で仕事を回すことにしたとか、競合他社の方で先に決まってしまったとか、口を濁して暗に不採用だったことを伝えられます。
これは法律的にグレーですが、普通に行われてることなので仕方ないですね。
誰でも受かりやすい派遣の求人案件の特徴
では派遣の職場見学に受かるにはどうすればいいのでしょうか?
一番簡単な答えは受かりやすい求人を選ぶことです。
そういう求人の特徴を紹介します。
大手の大量募集の案件を選ぶ
もっとも受かりやすい派遣の求人はずばり、大手企業の大量募集の案件です。
大手企業は定期的に事業を拡大するために、大量の派遣社員を採用することがあります。
この大手企業の大量募集の案件は、スキルはほとんどいらず、年齢も性別も関係なく誰でも受かりやすいです。
実際私の派遣先企業では時々大量募集をしていましたが、採用されてきた人は年齢層も性別もバラバラ。
若い人で20代前半、一番高齢の人で50代まで普通にいました。
しかも大手企業というのは1つの派遣会社と専属契約してることが多いため、競合がいないケースも少なくないです。
だから顔合わせで落ちる人はほとんどおらず、採用率がかなり高くなります。
それでいて大手なので職場環境もホワイトでかなり働きやすかったりします。
ただし、こういう大手企業の大量募集の案件は求人がたまにしかないのが欠点です。
大手企業の大量募集の案件をゲットしたい人は複数の派遣会社に登録することをおすすめします。
高いスキルや特殊なスキルを求められる案件を選ぶ
次に顔合わせで受かりやすい案件の特徴は、応募者が少ない案件です。
高いスキルや特殊なスキルを求められる案件はそもそも応募できる人が少ないため、競合が少なく採用率が高くなりやすいです。
たとえば
- ワード、エクセル上級資格が必須
- ブラインドタッチが必須
- プログラミング必須
- TOEIC850点以上
など
これらの案件は応募できる人が少ないため、他社と競合しにくく受かりやすいでしょう。
年齢がある程度いってしまっていてなかなか採用されにくい人は資格を取ることで他の応募者に差をつけることも重要です。
最終的に重要なのは結局人柄
ここまで派遣の顔合わせに受からない理由や受かりやすい求人の特徴を説明してきました。
競合が多い場合は年齢や容姿、スキルなどの面で受からないこともあります。
しかし競合が少ない、年齢やスキル面がクリアしているはずなのに受からない場合、原因として一番考えられるのは人柄です。
顔合わせでは相手からの簡単な質問があります。
それに答えるときの受け答え方で人柄を見抜かれます。
派遣社員の場合、礼儀正しさ、謙虚さ、素直さ、コミュニケーション能力(質問を正しく理解してそれに適切に答える能力)などが重要です。
逆に自己主張の激しい人、頑固な人、横柄な態度の人、質問に対して関係ないことを答える人、暗い人などは「問題を起こしそう」「仕事ができなそう」と思われて落とされやすいです。
派遣社員の顔合わせは派遣会社の営業担当さんが横についてあなたの職歴を紹介してくれるので普通の面接と比べると緊張せずに済むと思います。
しかしそれでも相手からの質問に答える際は質問に素直に答えること、礼儀正しく答えることを意識すると人柄のいい人という印象を与えることができます。
企業によりますが仕事ができる人よりも人間性がいい人の方を選ぶ採用担当者は多いです。
自己アピールすることも大切ですが、謙虚さや礼儀正しさは忘れないようにしましょう。
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