デイサービスの仕事が辛かったので派遣社員に転職して自分の人生を取り戻した話
satsukichanさんは専門学校卒業後、デイサービスの介護の仕事に就きました。
しかしデイサービスの仕事は残業や休日出勤などの時間外労働が多く、かつ深すぎる人間関係が辛く、疲れてしまいました。
そこで派遣社員に転職して自分の人生の舵を取り戻したのです。
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デイサービスの職員時代の辛かった話
@人間関係が深すぎる
専門学校卒業後、特別養護老人ホームなどの仕事を経験し、色々なところを点々としつつ、ようやく落ち着いたのがデイサービスの仕事でした。
デイサービスの仕事は人間関係も良く、続けられそうだと思いました。
しかししばらく働いているうちに、職場の人間関係が深すぎることに気付いたのです。
休みの日も鳴り止まないLINE…開いてみると、業務に関係のある話から雑談まで大盛り上がり。
勤務後毎日のように開催される飲み会。
なぜ勤務後に、職場の人間関係にこんなに拘束されなければいけないのだろう…と思うようになりました。
休みの日は仕事のことを考えずに休みたいです。疲れます。
A勤務時間外労働が多すぎる
特別養護老人ホームではあまりなかった、レクリエーションのイベントが、デイサービスではものすごくたくさんあります。
週に1回はレクリエーションの日があり、職員が会議で企画を出しあって実行するのですが、このレクリエーションに力が入りすぎなのです。
毎日開催される、体操やちょっとしたゲームはもちろんのこと、時には鉄板を持ってきてクレープを焼いたり、歌の会、小さな運動会的な催し物やらなにやら…。
一見するととても良い施設なのかもしれませんが、これは職員側からするとネタも切れるし限界があるのです。
会議でも良い案が出なければ「もっと良くして行こう!」「どうして何も出ないんだ!」のように、熱い職員に責められます。
おかげで仕事後も、休みの日も、レクリエーションのことを考え、常に企画書を書き、買い出しに行き…。
くどいようですが、介護職員だって休みの日は休みたいのです。
B残業代がもらえない
上記のように、レクリエーションの企画や会議なので残業だらけの日々なのですが、残業代はほとんどと言っていいほど付かず、サービス残業扱いでした。
こんなに毎日休みを返上して働いているのに、もらえる金額が少ない。
時給に換算すると悲しいことになります。
Cずっと張り付いた笑顔で疲れる
デイサービスに通っている利用者の方は、体がしっかり動いてこちらをちゃんと見ている方が多いです。
つまりひとときも気が抜けません。
常に笑顔、笑顔、大きな声で元気に対応する…ということを1日中5日連続で続けていると、顔に引きつった笑顔が張り付いてしまいました。
心から笑うことをだんだん忘れてしまったような気がします。
最後の方には、自分が精神を病んでいるのか、この状態が普通なのかよくわからなくなりました。
主に上記の4つの理由で、介護職を辞めることを決意しました。
時間外労働が多く、職場の人間関係にオフの時間も拘束され、お金は溜まらない。
四重苦でした。
自分の人生をどうしてこんなに仕事に費やさなければいけないのか、費やす必要はあるのか、毎日のように考えていました。
プライベートの時間に、心から笑える生き方をしたいと思いました。
そして決めました。
「今度は派遣でのんびり働きたい。座っているだけでお金がもらえる仕事とまでは言わないので、オフの時間は確保したい」と。
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派遣社員に転職してよかった話
@責任が少ない
派遣に転職してまず思ったことは、責任の少なさです。
もちろんお給料を貰っている以上、自分に与えられた仕事はきちんと行います。
しかしこれは「自分に与えられた仕事さえきちんと行っていれば良い」というようなものでした。
積極的に仕事内容を良くしていこうだとか、もっとここをこうすればだとか、新しい案を出すだとか…そのような大変なことは一切不要でした。
A定時で帰れる
介護職時代は当たり前ではなかった、定時退社が毎日できました。
朝、ギリギリに出勤しても、誰にも怒られず、定時になったら帰宅するのが当たり前の職場でした。
私が勤めていたところは、残業はゼロだったので、勤務終了後の自分の時間がしっかり確保できるようになりました。
B人間関係が深すぎない
どこかで「派遣はいつ辞めてもおかしくない」と周りに思われているような雰囲気を感じました。
このことを良くとらえるか悪くとらえるかは、その人次第になるかと思うのですが、私にとってそう思われるのは都合が良かったです。
介護職で深すぎる人間関係にうんざりしていたので、周りのドライな雰囲気がとても気楽に感じました。
もちろん職場の人とラインの交換なんて、誰ともしませんでした。
仕事が終わってまで話すことなんてありませんし、オフの日に仕事のことを考えるのはもううんざりだったので、この雰囲気は自分にはとても合っていました。
C仕事が簡単で覚えやすい
派遣に与えられている仕事だからどうなのかは分かりませんが、仕事は1日で覚えられるような簡単なものが多かったです。
封筒にあらかじめ用意されている宛名を書いたり、会計関連の入力業務がメインでした。
年度末や年度初めなどは、学校の仕事は忙しくなりますが、その時期以外はスピード感もほとんど求められないので、とても気楽に働くことができました。
Dいつでも辞められる
派遣は3か月単位で更新があります。極端な話「合わないと感じたら、次の更新をしなければ良い」だけなのです。
もしうまくいかないことがあっても、更新をしないで次の派遣先を探せば良いと思うと、とても気が楽でした。
派遣先も派遣会社が何件も探して紹介してくれて、自分で見に行って決められるので、探すのも正社員の就職活動をするよりも簡単だったと思います。
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派遣社員になって生活がどんな風に変わったか?
@プライベートの時間を確保できるようになった
定時に上がることができるので、プライベートの時間は介護職時代と比べるとかなり確保できるようになりました。
仕事の後に、仲の良い友達と会ったり、やってみたかったヨガに通ってみたり、習い事をしたり、自分の時間を充実したいと考えていた私の願いが叶いました。
A将来の夢が見つかった
プライベートの時間を確保できるようになり、仕事以外のいろいろな経験をするようになった中で、自分が将来やってみたいことを見つけることができました。
今までやってきたこととは全く違うことなのですが、目標を見つけられたのはプライベートが充実したからだと思います。
決められた1つの仕事に集中して一日を終える毎日を過ごしていたら、絶対に見つからなかった目標でした。
派遣の仕事をしながら、目標を叶えるための勉強の時間も取れたので、派遣社員になって良かったと思っています。
B気持ちに余裕ができた
介護職時代は四六時中仕事のことばかり考えていたので、全く自分に余裕がなかったです。
派遣社員に転職して、仕事が終わったら仕事のことは忘れてプライベートを楽しむというサイクルができたので、1日の中でもしっかり気持ちを切り替えることができるようになりました。
仕事のときは仕事、プライベートはプライベートでしっかり気持ちを切り替えられると、自然と気持ちに余裕が生まれて、生き生きと毎日を過ごすことができます。
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まとめ
今考えると、介護職は自分にはとても合っていなかったのだと思います。
派遣社員になって責任が軽くなり、自分の時間を確保できるようになって、やっと人生における自分の時間が充実したものになりました。
派遣社員だからといって、いい加減な仕事をして良いわけではありませんが、仕事をしつつプライベートを充実させたい私には、派遣という働き方が合っているのだと思います。
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