インテリア販売の仕事が辛くて派遣社員に転職したら180℃違う世界だった話
マミーさんはインテリア販売の仕事に正社員として就職しました。
しかし販売の仕事はマミーさんが思ってたよりかなりつらいものでした。
そこで派遣社員に転職したところ、販売とは180度違う世界だったのです。
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マミーさんの正社員の頃と派遣社員の頃の残業時間と給料の比較
職種 | 残業時間 | 給料 | |
---|---|---|---|
正社員のとき | 家具、インテリア雑貨 | 1日3〜4時間、月60時間以上 | 月収18万円 |
派遣社員のとき | 営業事務 | ほぼなし | 月収23万 |
インテリア販売の仕事がつらかった話
20歳の頃に初めてインテリア関連の販売職に就きました。
初めての社会人経験っがこんなにもツライもになるとは思ってもみませんでした。
インテリアの販売の勤務形態は基本早番、遅番でわかれています。
早番の場合はオープン前の9時出勤から夕方18時ぐらいまでの勤務となり、遅番だとお昼の11時出勤から閉店までの21時ぐらいまでの勤務となります。
販売業はお客様あっての仕事です。
お客さんと接客中であれば自分の帰れる時間がきても帰れません。
自分が早番出勤で夕方に終わるのでその後にプライベートで友人と食事の約束をしていてもたまたまお客さんに声をかけられてしまい、その接客が長引いてしまうと帰れないのです。
予定がくるうことは日常茶飯事。
仕事後に友人との予定なんて入れれません。
そして何より他の販売職とは違うのはインテリア製品や家具は配送手続きや梱包作業などやることが山積みなのです。
アパレルなどの販売員は売ったら終わりだと思いますが、インテリアや家具の販売業はまず、家具を売る事から始まります。
家具は決めて購入しにくる人も多数いますが、基本は知識の多いプロの店員の意見を聞き購入までに結構悩むので時間がかかります。
朝接客したお客さんが帰宅するのが夕方だったこというケースもたくさんあります。
それにダイニングテーブル一つにしても単価が高く10万円以上もするのでお客さんも慎重になられます。
結婚や引っ越しなどでまとめて家具を購入される方もたくさんいるので、ひとつひとつの家具をどれにするのか、色はこれでいいのか?と悩む作業が多いです。
なので必然的に接客時間も長くなります。
接客が長引くとお昼の休憩時間が取れず、お昼休憩が夕方18時になってしまうことも繁忙期では多くあります。
小物やアパレルの接客とは違い家具やラグカーテンの接客となるとお客さんとの信頼関係の構築が重要となります。
お客さんの好みのテイストを確認し、お部屋の広さ、使用される家族構成や部屋の間取り、ライフスタイルのルーティンなど全てを確認したうえで、そのお客様のライフスタイルに合った家具の提案を行わなければなりません。
そのためころころと店員を交代することなんてできないのです。
そして販売が終わればお客さん家具を配送するための配送先を記入してもらう伝票をつくらなければなりません。
大体が全て配送商品となるので住所に間違いはないか伝票に記入もれがないチェックも必要です。
そして何より大切なのでが、記入してもらった住所や商品などの配送手配をかけること。
販売したら終わりではありません。
商品はすべて倉庫にあります。
倉庫の人に詳細を伝え配送手配をかけなければなりません。
また、家具は大きなものもあります。
大きい家具だとご自宅の形状によっては搬入できない場合もあります。
そのために購入される前にご自宅の家の前の道路の道幅を事前に確認したり、ご自宅の玄関ドアの寸法を測っていただかないといけなかったりとオペレーションしなければいけないことがたくさんあります。
また実際に届ける商品は倉庫の物なので販売しているスタッフもお客様も実際に届く家具を見ていません。
そのためクレームが起こる確率が非常に高いのです。
家具やインテリアの販売は関わる人がたくさんいます。
家具の販売→伝票入力→配送手配→倉庫の人が検品出荷→配送業者がお届け。という流れになります。
ですので、お客さんが家具を購入して家にとどくまでの間に販売をしたスタッフの他に倉庫の検品出荷をする人がいて、実際に商品を届ける配送業者がいます。
この間のどこかにミスがあるとクレームが発生してしまうのです。
家具を販売したから終わりではないのです。
実際にお客様のご自宅に無事に届いて、開梱設置までして初めて販売が完了となります。
そのため無事にとどくまで気が抜けません。
配送業者のミスであろうと倉庫の検品の人がミスをしようと窓口はお店です。
販売した担当スタッフがお客様のクレーム対応をすることになるのです。
そのため、お客様のご自宅に菓子折りを持って謝罪に行くこともたくさんありました。
また、責任者となれば全てのクレーム対応を一任しなければならないので本当に大変です。
神経をすり減らすことばかりでした。
クレーム対応に追われていても、お店の業務は別にあります。
時間に追われ、仕事に追われる毎日でした。
アパレルとは異なるのが、インテリアの販売は季節が大切な業界です。
1月はお正月の雑貨の店内ディスプレイ、2月はバレンタインギフトの提案、3月〜6月は?忙期、7、8月は扇風機など夏物の販売商品の打ち出し。
9月10月からは秋物に店内を衣替え、11月12月からはクリスマスに向けての店内ディスプレイなど1年を通してずーっと忙しいのです。
クリスマスが終わるとクリスマスのディスプレイを1日で撤去しなければなりません。
撤去したのちは次のディスプレイに変更しなければなりません。
本当に目まぐるしかったです。
1日何十時間も立ちっぱなし、家具を移動するには体力も必要です。
業務に追われ時間に追われお客様に怒られ気力も体力も全て使い果たし、将来のことを考えて退職を決意をしました。
販売の仕事を退職したのちに派遣に登録し、営業事務として転職することができました。
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派遣社員に転職したら人生が180℃変わった話
営業事務の仕事は販売の仕事とは180度も違う世界です!
本当に驚きだらけでした、
まずは就業時間がきっかり8時間。残業はなし。
そしてオフィスワークで事務作業なので自分のデスクがあり、1日ほぼ座りっぱなしの作業となります。
1日中ずっと座って仕事ができることにまず驚きでした。
事務作業なので社外の方と接することはほぼありません。
電話対応を得意先の企業などで一般のお客さんと接することがないのです。
なので常に見られているという気を張らなくていいのです。
デスクワークなのでコーヒーを飲みながら、たまにはおやつを食べながら作業ができます。
それなのにインテリア販売の正社員よりも給与は高いのです!
本当なんて夢のような仕事なのだろうかと思いました。
営業アシスタントという役割なので基本業務は営業さんのサポート。
もう自分が自ら先陣をきって仕事をしなくていいのです。
ただサポート業務なので支障がないようにミスのないように正確さが重要となります。
今までの販売の世界は女の園でした。
陰口や陰湿ないじめんも少なからずありました。
しかし営業事務の職場は事務員以外全員男性です。
男性社員の中に紅一点という形で事務をしていたので営業さんがみんな優しくしてくれてチヤホヤしてくれるのでなんだか毎日が楽しかったです。
今まで携わってきた販売職という業界と営業事務という業界がこんなにも違いがあるのかと驚きでしかなかったです。
お休みは土曜、日曜、祝日。
世間が休みとされているゴールデンウイークやお盆も営業事務職についてから初めて経験をすることができました。
基本的には残業はなしなので、仕事終わりに友人と夜食事に行ったり、ヨガなどの習い事もしてみたりと今まで経験したことのなかったアフターファイブを経験することができて、毎日が本当に充実しました。
また大型連休をいただけることで今まで一度もいけなかった長期旅行にも友人といくことができました。
何より販売の時は朝早くでて終電で帰宅するという毎日だったので、家族ともろくに顔を合わせてなかったのですが、営業事務職についてからは両親と一緒に夕食をとったり休日に一緒に出かけることもできてうれしかったです。
会社員が一般的な生活を送れるということをあらためて経験することができました。
現在販売の仕事をしていらっしゃる方には尊敬しかないです。
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